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アイヌ文化を知り、体験する~アイヌの楽器ムックリを奏でてみよう~

    
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アイヌ文化を知り、体験する~アイヌの楽器ムックリを奏でてみよう~

北海道には、先住民族であるアイヌの文化が息づいています。その中でも、アイヌの伝統楽器「ムックリ」は、シンプルながらも奥深い音色を奏でるユニークな楽器です。ムックリの音は、奏者の息遣いと口の動きによって変化し、大自然の風や鳥のさえずりを思わせる独特の響きを生み出します。

このレポートでは、ムックリの魅力やアイヌ文化を深く知ることができる体験スポット、さらには周辺の宿泊情報やグルメ、アクティビティについて詳しくご紹介します。

北海道旅行体験の一環として、アイヌの音楽文化に触れ、自分でムックリを奏でてみる体験はいかがでしょうか?
遠い縄文の時代から北海道の自然と一体となって生きてきたアイヌの人たちの文化や暮らしの一端を垣間見ることができるかもしれません。(写真:ムックリを奏でるアイヌ女性のモニュメント~屈斜路湖~)

ムックリとは?アイヌの伝統楽器の魅力

ムックリは、竹や金属で作られた小さな楽器で、日本の「口琴(こうきん)」に似た構造を持ちます。片手で本体を持ち、もう一方の手で紐を引っ張ることで振動を生み出し、口の中で共鳴させて音を出します。

その音は、まるで森や川のささやきを聞いているような、どこか懐かしくも神秘的な響きがします。

ムックリ:竹と紐の簡単な材料で作られている

ムックリの特徴

•奏者の息遣いと口の形で音が変化
ムックリは単なる打楽器ではなく、演奏者の口の中で共鳴するため、息の使い方や口の動きによって音色が変わります。そのため、同じムックリでも演奏者によって異なるメロディが生まれます。

•自然を表現する音
ムックリの音色は、アイヌの人々が生活する大自然と密接に結びついています。川のせせらぎ、鳥のさえずり、風の音を模倣した演奏は、アイヌの暮らしや精神性を感じさせてくれるものです。

•シンプルだからこそ奥深い
一見すると簡単な楽器に見えますが、実際に演奏してみると、音を安定させたり、リズムを刻んだりするのは意外と難しく、奥深さを感じることでしょう。

ムックリを奏でる時の“かまえ”

アイヌの伝統楽器「ムックリ」の演奏方法をわかりやすく解説!

ムックリは、アイヌ民族の伝統的な楽器で、日本の「口琴(こうきん)」と呼ばれる楽器の一種です。竹や金属で作られた小さな楽器ですが、その音色はまるで風が吹き抜けるような、自然と一体化するような神秘的な響きを持っています。

「どうやって音を出すの?」

シンプルな構造のムックリですが、最初は音を出すのが少し難しく感じるかもしれません。ですが、基本の動作をしっかり覚えれば、美しい音色を奏でられるようになります!それでは、ムックリの演奏方法をステップごとに詳しく解説していきます。

1. ムックリの持ち方

まず、ムックリを正しく持つことが演奏の第一歩です。
⑴ ムックリを片手で持つ
• 右利きの場合は左手、左利きの場合は右手でムックリの本体を持ちます。
• 指先でしっかり固定し、振動しないように安定させるのがポイントです。
⑵ もう片方の手でムックリの紐を持つ
• ムックリの中央には細い竹の舌(リード)があり、それを振動させるための紐がついています。
• もう一方の手で、その紐を軽くつまんで準備します。

2. 演奏の基本動作

ムックリの音を出すためには、「紐を引っ張ってリードを振動させる」ことが重要です。
⑴ 口に当てる
• ムックリの本体を軽く前歯に当てるようにします。
• 歯でかみすぎないように注意しましょう!軽く唇で押さえるくらいがちょうどいいです。
⑵ 紐を優しく引く
• もう片方の手で持っている紐を、前方へ素早く引っ張ると、リードが振動して音が出ます。
• 力を入れすぎると振動が止まってしまうので、一定のリズムで引くことが大切です。

3. 音の変化を楽しむ

ムックリの魅力は、口の形や息の使い方で音色を自由に変えられることです。
音を変えるコツ
• 口の開け方を変える
• 口を大きく開けると「広がりのある音」
• 口をすぼめると「鋭い音」になります。
• 舌の位置を変える
• 舌を前に出すと「高音」、奥に引くと「低音」になります。
• 息を吹き込む・吸い込む
• 息を吹き込むと音が大きくなり、吸い込むとこもった音になります。
• 息の強弱をつけると、ムックリの音に表情が出て、まるで風のささやきのようなメロディを奏でることができます。

4. リズムをつける

音を出せるようになったら、次はリズムを意識して演奏してみましょう。
簡単なリズムの例
• 「タッタッタッタ」と4拍で刻む
• 「ターッ、ターッ、ターラッタ」のように間をつける
• 口の開け方を変えて音の高低をつける
このように、ムックリの音はリズムと音の変化を組み合わせることで、より表情豊かな演奏になります。

5. 応用テクニック

ムックリをマスターしたら、応用テクニックに挑戦してみましょう!
• 動物の鳴き声を真似する
• ムックリは、まるで鳥のさえずりや風の音のような響きを生み出せる楽器です。
• 低音と高音を織り交ぜることで、自然の中にいるようなサウンドを作り出せます。
• 即興演奏に挑戦
• 決まったメロディを弾くのではなく、その場の雰囲気に合わせて自由に音を奏でるのも楽しいです。
• 友達や家族と一緒にセッションするのもおすすめ!

〜ムックリは自然とつながる楽器〜

ムックリの音は、シンプルながらも深い響きを持ち、アイヌの人々が自然と共に生きてきた歴史を感じさせてくれる楽器です。最初は音を出すのが難しいかもしれませんが、少しずつコツをつかめば、自分だけの音を奏でることができるようになります。

北海道のウポポイ(民族共生象徴空間)や阿寒湖アイヌコタンでは、ムックリの演奏体験もできるので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。現地でアイヌの文化を学びながら、実際にムックリを手に取って音を奏でる体験は、きっと特別な思い出になるはずです。

出典:ウポポイ(民族共生象徴空間)での“ムックリ演奏”の映像より

ムックリ体験ができるスポット

アイヌ文化を学びながら、ムックリを実際に奏でる体験ができるスポットが北海道各地にあります。特に、以下の施設では、ムックリの演奏方法を学ぶワークショップが開催されています。

1. ウポポイ(民族共生象徴空間)[白老町]

ウポポイは、北海道白老町にある日本最大級のアイヌ文化施設です。ここでは、アイヌの歴史や暮らしに関する展示のほか、実際にムックリを奏でる体験ができます。体験ワークショップでは、アイヌの楽器の歴史を学びながら、講師の指導のもとムックリを演奏することができます。

•アクセス:新千歳空港から車で約40分、JR白老駅から徒歩10分
•入場料:大人 1,200円、小学生以下 無料
•おすすめポイント:ムックリの演奏体験のほか、アイヌの伝統舞踊や料理も楽しめる

2. 阿寒湖アイヌコタン[釧路市]

北海道東部の阿寒湖エリアにある「阿寒湖アイヌコタン」は、アイヌ文化が色濃く残る集落です。ここでは、ムックリの演奏体験のほか、アイヌの民族舞踊「イオマンテの火まつり」を鑑賞することができます。

•アクセス:釧路空港から車で約1時間30分、釧路駅からバスで約2時間
•体験料金:500円~
•おすすめポイント:実際にアイヌの人々が住む集落で、本格的な文化体験ができる

*ムックリ演奏体験の代金は、必ず事前にご確認ください。

ムックリを購入したい方のために

ムックリは、アイヌ民族の伝統的な楽器で、その独特な音色が魅力です。日本国内でムックリを購入する方法はいくつかあります。以下に、オンラインショップと実店舗での購入方法をご紹介します。

オンラインショップでの購入

1. ウポポイ 国立アイヌ民族博物館オンラインショップ
• 概要:北海道白老町にある国立アイヌ民族博物館の公式オンラインショップです。アイヌの伝統楽器や工芸品を取り扱っています。 
• 商品ページ:アイヌの伝統楽器 ムックリ
• 価格:1,320円(税込) 

2. 『ムックリを作る店。』 製作販売・通販
• 概要:北海道札幌市でムックリを手作りし、販売しているオンラインショップです。一つひとつ手作りのため、個性豊かなムックリが揃っています。
• 商品ページ:『ムックリを作る店。』 製作販売・通販
• 価格:3,000円~3,630円(税込)

3. 民族楽器コイズミ
• 概要:世界各国の民族楽器を取り扱う楽器店で、ムックリも販売しています。 
• 商品ページ:ムックリ MUKKURI AINU PEOPLE JEWSHARP
• 価格:1,320円(税込) 

実店舗での購入

北海道内のアイヌ文化関連施設や観光地の土産物店でもムックリを取り扱っています。以下の施設では、実際に手に取って購入することが可能です。

1. ウポポイ(民族共生象徴空間)
• 所在地:北海道白老郡白老町若草町2丁目3
• アクセス:JR白老駅から徒歩約10分
• 概要:アイヌ文化の復興と共生をテーマにした施設で、ミュージアムショップにてムックリを販売しています。

2. 阿寒湖アイヌコタン
• 所在地:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7-84
• アクセス:釧路駅からバスで約2時間
• 概要:アイヌ文化が色濃く残る集落で、工芸品店や土産物店にてムックリを取り扱っています。

3. 札幌市内のアイヌ工芸品店
• 概要:札幌市内の土産物店や工芸品店でもムックリを販売している場合があります。訪問前に在庫状況を確認すると良いでしょう。

注意点
• 手作りのため個体差がある:ムックリは手作りのものが多く、音色やデザインに個体差があります。購入前に確認することをおすすめします。
• 演奏方法の習得:ムックリはシンプルな構造ですが、演奏にはコツが必要です。購入時に演奏方法の説明書が付属している場合もありますが、オンラインで演奏動画を参考にするのも良いでしょう。

ムックリを手に入れて、その独特の音色を楽しんでみてはいかがでしょうか。アイヌ文化への理解も深まり、素敵な音楽体験ができることでしょう。

*ムックリの代金は、購入の際に必ずご確認ください。

アイヌ文化と共に楽しむ北海道グルメ

ムックリ体験の後は、アイヌ料理や北海道のグルメを堪能しましょう。アイヌ文化を感じられる料理を提供するお店も多く、自然の恵みを活かした食事を楽しむことができます。

1. オハウ(アイヌの伝統スープ)
オハウとは、アイヌの家庭でよく食べられていたスープのこと。魚や鹿肉、野菜を煮込んで作られるシンプルな料理ですが、ダシが効いた優しい味わいが特徴です。

2. ルイペ(鮭の半干し)
アイヌの保存食の一つである「ルイペ」は、新鮮な鮭を半分干したもの。独特の風味があり、ご飯のお供にも、お酒のつまみにも最適です。

3. 北海道ならではのグルメ
ムックリ体験ができるエリア周辺では、地元ならではのグルメも楽しめます。
•白老町(ウポポイ周辺):白老牛のステーキ
•釧路(阿寒湖アイヌコタン周辺):炉端焼き、海鮮丼
•札幌エリア:ジンギスカン、札幌ラーメン

アクセス情報と宿泊施設

ムックリ体験ができる各スポットへのアクセスや、周辺の宿泊施設についてもチェックしておきましょう。

ウポポイ(白老町)
•アクセス:JR白老駅から徒歩10分、新千歳空港から車で40分
•宿泊情報:「白老温泉ホテル」や「登別温泉」も近く、温泉宿泊がおすすめ

阿寒湖アイヌコタン(釧路市)
•アクセス:釧路空港から車で1時間30分、釧路駅からバスで2時間
•宿泊情報:「ニュー阿寒ホテル」や「阿寒湖温泉」の旅館で、湖畔の温泉を満喫

おわりに:ムックリの音色に包まれる特別な時間を

北海道の大自然と共に生きてきたアイヌの文化。その文化の中でも、ムックリは自然と共鳴する美しい音色を持つ楽器です。ムックリを実際に奏でることで、アイヌの人々が大切にしてきた精神や自然観に触れることができるでしょう。

アイヌ文化に興味がある方はもちろん、北海道旅行の新しい体験として、ムックリの音色を奏でてみませんか?白老や阿寒湖でのムックリ体験を通じて、アイヌの歴史と文化の奥深さを感じる旅を、ぜひ楽しんでみてください!

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