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氷上の茶室で味わう特別なアフタヌーンティー

    
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氷上の茶室で味わう特別なアフタヌーンティー

阿寒湖は、冬季になると全面が凍結し、その上にさまざまなイベントや施設が登場します。中でも注目すべきは、湖上に設置される特別な茶室です。

この茶室は、氷と雪で作られたドーム型の構造をしており、内部は暖かく快適に保たれています。ここで提供されるアフタヌーンティーは、地元の食材や伝統的な和菓子を取り入れた、ここでしか味わえない特別なメニューとなっています。(写真:冬の阿寒湖の朝焼け)

アフタヌーンティーの内容

提供されるアフタヌーンティーは、以下のような内容が含まれます:

  • 和菓子の盛り合わせ:季節の和菓子や地元特産の素材を使用した甘味が楽しめます。
  • 抹茶や煎茶:丁寧に点てられた抹茶や、香り高い煎茶が提供され、和の心を感じられます。
  • 軽食:地元の食材を使ったサンドイッチやおにぎりなど、軽めの食事も用意されています。

これらを、氷上の特別な空間で味わうことで、非日常的な体験ができます。

【氷上茶室での和のアフタヌーンティー体験】~準備から終了までの一日~

1.集合・受付(開始30分前~)

体験のスタートは、阿寒湖温泉街または現地の集合場所での受付から始まります。多くの場合、案内所や宿泊施設ロビーでの集合となります。冬場の寒さに備えた防寒着のチェックや、滑り止めの靴装備もこのタイミングで確認されます。

※現地では、氷上への移動のためにスノーシューや防寒ブーツを貸し出していることもありますので、持ち物に不安があれば事前に相談を。

2.氷上茶室へ移動(徒歩またはスノーモービルで)

茶室までは徒歩で数分程度、または場合によってはスノーモービルの後部ソリに乗っての移動になります。凍った阿寒湖の上を進んでいくと、雪に覆われた幻想的な森の中に「氷と雪でできたドーム型茶室」がぽつんと佇んでいます。

移動中にはガイドが、阿寒湖や茶室の成り立ち、冬季の自然の話をしてくれるので、単なる移動時間もワクワクする小さな冒険になります。

3.茶室に到着・着席

氷で作られた外観とは裏腹に、茶室の内部は断熱構造が施され、ストーブや床暖房マットなどで快適な室温に保たれています。スタッフの案内で席に着くと、木製のローテーブルと座布団が用意され、静かな雪原の中での“和の空間”が広がります。

ガラス越しに見える白銀の世界と、しんと静まる森の音に、心も自然と落ち着いていきます。

4.ウェルカムドリンクの提供

まずは、温かい「ほうじ茶」や「玄米茶」などのウェルカムドリンクが提供されます。これが身体を温め、氷上であることを忘れてしまうような快適なスタートを演出してくれます。

飲み物はすべて地元の茶舗が厳選したもので、北海道の軟水との相性も抜群です。

5.アフタヌーンティーの提供と説明

メインのアフタヌーンティーセットは、二段重または漆塗りのお重に入れられて提供されます。提供時には、スタッフがそれぞれの料理や和菓子の説明をしてくれるので、食材の背景やアイヌ文化にまつわる話なども楽しめます。

例:アフタヌーンティーの内容

  • 抹茶クリーム大福
  • 焙じ茶羊羹
  • 柚子餅
  • 北海道産じゃがいもと味噌のキッシュ
  • 知床産サーモンの手まり寿司
  • 森のきのこスープ(温製)

飲み物は煎茶、抹茶、または「白樺の樹液ティー」など、自然と調和するメニューが並びます。好みに応じておかわりや温かさの調整も可能です。

6.写真撮影・自由時間

食事の後は、氷上茶室の外での撮影タイムが設けられます。日中は雪景色の中での記念写真、夕方以降はランタンや間接照明が灯るロマンチックな雰囲気で、旅のハイライトになる一枚が撮れます。

希望者は、スタッフに写真を撮ってもらうことも可能です。また、氷の彫刻や雪のオブジェなどが展示されている場合もあり、ちょっとしたアート散策も楽しめます。

7.終了・解散(所要時間:約1.5時間)

お茶と雪景色を存分に楽しんだ後は、スタッフが集合場所または宿泊先まで案内してくれます。希望者には、地元の和菓子や茶葉の土産販売も行われることがあり、お土産として人気があります。

8. 旅行者が気をつけたいポイント

  • 服装:極寒の屋外を歩く時間もあるため、防寒着(スキーウェア、ニット帽、手袋、ネックウォーマー)は必須。ヒートテックなどのインナーも効果的です。
  • 持ち物:カメラ、モバイルバッテリー(寒さで電池が減りやすい)、滑り止め付きの靴。
  • 予約必須:茶室の定員は限られているため、早めの予約がおすすめです。時期によっては「満席」になることもあります。
“氷上茶室”の様子

アクセス情報

阿寒湖へは、釧路空港から車で約1時間半の距離にあります。公共交通機関を利用する場合、釧路駅から阿寒湖行きのバスが運行されています。冬季は道路状況が変わりやすいため、事前に最新の交通情報を確認し、安全に配慮して移動してください。

宿泊情報

阿寒湖周辺には、多くの温泉宿やホテルが点在しています。湖畔に位置する宿泊施設では、部屋から凍った湖や雪景色を一望でき、冬の阿寒湖を存分に満喫できます。特に、露天風呂付きの客室や、地元の食材を使った料理が自慢の宿がおすすめです。

グルメ情報

阿寒湖周辺では、地元の新鮮な魚介類や山の幸を使った料理が楽しめます。特に、ワカサギの天ぷらや、鹿肉料理など、地域ならではの味覚を堪能できます。また、アイヌ料理を提供するお店もあり、伝統的な食文化に触れることができます。

アクティビティ情報

冬の阿寒湖では、以下のようなアクティビティが楽しめます:

  • ワカサギ釣り:凍った湖上でのワカサギ釣りは、冬の風物詩として人気です。釣ったワカサギをその場で天ぷらにして味わうこともできます。
  • スノーモービル:広大な雪原を駆け抜けるスノーモービル体験は、スリル満点です。初心者でもインストラクターが丁寧に指導してくれます。
  • アイヌ文化体験:阿寒湖アイヌコタンでは、伝統的な踊りや工芸品作りなど、アイヌ文化に触れることができます。

おわりに〜自然と和文化が調和する唯一無二の体験〜


「森の中の氷上茶室で味わう和のアフタヌーンティー」は、単なる食事体験ではありません。それは、雪と氷に包まれた自然の中で、静けさと温かさを同時に感じ、和の精神に触れる時間です。日常では味わえない「美」と「癒し」が詰まったひとときを、ぜひ阿寒湖の氷上で体験してみてください。 

氷上の茶室で味わう和のアフタヌーンティーは、冬の阿寒湖ならではの特別な体験です。静寂に包まれた雪景色の中、心温まるひとときを過ごすことで、日常を忘れ、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

この冬、旅の記憶に残る最高の一杯を──。

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