自然と人間のあるあるネタ~北海道旅行で「寒い」と言った回数ランキング~
はじめに:北海道に来たら「寒い」は口ぐせになる!?
「北海道って涼しいんでしょ?」と軽い気持ちで訪れた旅行者が、真顔でこう言います──「さむっ!」
どの季節に来ても、何かしらの場面で口からこぼれる魔法の言葉「寒い」。夏なのに夜は肌寒い。秋は空気が鋭い。冬は文字通り極寒。春は「まだ寒いの?」と二度驚き。北海道は、四季すべてが“寒さとの出会い”を提供してくれます。
このレポートでは、旅行者が「寒い」と言ってしまう場面をランキング形式でご紹介しながら、北海道旅行の魅力、そしてその寒さをどう楽しむかを、宿泊・グルメ・アクティビティ情報とともにユーモラスにお届けします。
第1位:夏の夜の「キャンプ場で寒い」発言
夏休みに北海道の大自然を満喫しようと、富良野や支笏湖、屈斜路湖のキャンプ場へ。日中は爽やかな風と青空に恵まれていたのに、夜になると…「寒っ!」と一言。薄着にサンダル、Tシャツ一枚という軽装の人が震えながら焚き火にあたる姿は“あるある”中のあるあるです。
ワンポイントアドバイス:
- 7月・8月でも夜間は10℃前後になることも。フリースや薄手のダウン、厚手のソックスが必須。
- テント泊ではインナーシュラフや湯たんぽもあると快適。
おすすめ宿泊エリア&アクティビティ:
- 富良野のキャンプ場(かなやま湖オートキャンプ場)
- 支笏湖の自然体験センター(カヌー体験・森林浴)
- 屈斜路湖畔の温泉キャンプ(砂湯で足湯も)
第2位:冬の観光地で「寒い」連呼 in 層雲峡
北海道の冬といえば雪と氷の絶景。層雲峡氷瀑まつりや網走流氷観光船は、まさに冬の主役。でも、そこで必ず聞こえてくるのが「え、これって体感マイナス20度?」「顔が痛い!」の声。もはや“寒い”ではなく、“顔に刺さる”感覚です。
注意ポイント:
- 天気予報の気温だけで油断しない!風が吹くと体感温度はさらに下がる。
- 顔を守るネックウォーマー、手袋、帽子、スノーブーツ必須。
- カメラやスマホのバッテリー消耗も激しくなるため予備を。
おすすめエリア:
- 層雲峡温泉:氷瀑まつり+露天風呂でギャップを楽しむ
- 網走:流氷砕氷船「おーろら」で氷原クルーズ体験
- 美瑛:雪原と青い池の“白と青”のコントラスト
第3位:春の「桜咲いたのに寒い」驚き
本州ではゴールデンウィークといえば半袖と初夏の陽気。でも北海道では…「桜が咲いているのに寒い!」がリアルな感想。特に函館や札幌では、春といっても風はまだ冷たく、朝晩は一桁台の気温も当たり前。
注意ポイント:
- 春服+ウルトラライトダウンのような着脱可能な上着が便利。
- お花見はベンチよりも「車で鑑賞」が人気。ホットドリンク持参で。
おすすめお花見スポット:
- 五稜郭公園(函館):桜と星形城郭の絶景
- 円山公園(札幌):ジンギスカン花見が名物
- 松前公園:北海道屈指の桜名所で300種の桜
第4位:秋の風に「寒い」と呟く道東旅
紅葉狩りに美瑛や阿寒、知床を巡る秋の旅。色づく木々と澄んだ空気は心を打ちますが…「あれ、秋ってこんなに寒かったっけ?」と旅人が呟く季節でもあります。朝晩の冷え込みは一気に進み、10月は“晩秋”ではなく“初冬”レベル。
寒さ対策:
- 重ね着が基本。薄手インナー+セーター+ウィンドブレーカーなど。
- 足元も冷えるので防風タイプのズボンやタイツが◎。
おすすめエリア:
- 阿寒湖:紅葉+マリモ鑑賞+アイヌ文化体験
- 知床五湖:紅葉×野生動物遭遇の大自然トレッキング
- 美瑛:パッチワークの丘が紅葉でさらに鮮やかに

第5位:夏の「海沿いドライブ、寒っ!」
道南や道東の海岸線をドライブしていると、意外なほど寒風が吹き抜ける場所があります。特に釧路や根室周辺では、真夏でも「長袖でも寒い!」という声があがります。海霧(ガス)と呼ばれる湿った冷気が覆い、日中でも肌寒く感じる日も多いのです。
ポイント:
- 海沿いのドライブには念のためウィンドブレーカーを常備。
- オープンカーや窓全開ドライブはNG!
おすすめルート&立ち寄りスポット:
- 釧路湿原~霧多布岬ドライブ:タンチョウやアザラシとの遭遇も
- 野付半島:日本離れした“トドワラ”の景観
- 羅臼~知床峠:ヒグマとオホーツク海を同時に望む絶景ルート
寒いけど温かい!北海道グルメで身も心もホッと
「寒い」が口から漏れたときは、北海道グルメで体を温めましょう。寒さを笑顔に変えてくれる味があります。
- 味噌ラーメン(札幌):濃厚スープが冷えた体にしみわたる
- 石狩鍋(石狩市):鮭と野菜の味噌ベースの鍋は冬の王者
- ジンギスカン(滝川・札幌):炭火焼きでぽかぽか
- かに汁・ほたて汁(オホーツク海沿岸):海の出汁が濃厚!
- ホットミルク・チーズフォンデュ(美瑛・富良野):牧場体験も人気
おわりに:「寒い」は北海道からの歓迎の言葉!?
北海道旅行で「寒い」と言った回数。それは旅の充実度と比例しているのかもしれません。寒さに驚き、笑い、対策しながら味わう体験こそが、北海道の魅力のひとつです。
「寒い」と言ったその数だけ、記憶に残る風景と人との出会いがあった──そんな旅になりますように。
次の北海道旅行では、1日何回「寒い」と言ったかを数えてみるのも一興かもしれません。そしてそのたびに、温泉とラーメンの写真をSNSにアップして「また言っちゃった」と楽しんでみてください。