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北海道の大自然と笑える視点~阿寒湖のマリモに「名前」をつけて愛でる旅~

    
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北海道の大自然と笑える視点~阿寒湖のマリモに「名前」をつけて愛でる旅~

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はじめに:丸いからって、放っておけない

あなたはマリモに名前をつけたことがありますか?・・・おそらく、ないでしょう(笑)。

でも、もし名前をつけてみたら──ぐっと距離が縮まって、なんだか家族のように思えてくるかもしれません。

このレポートでは、北海道の大自然・阿寒湖を舞台に、「マリモに名前をつけて愛でる」というユニークな体験を切り口に、阿寒湖観光の魅力、現地での注意点、アクセス・宿泊・グルメ・アクティビティ情報などを楽しく紹介していきます。

旅行者の視点から“笑って癒される”マリモ旅を、文字どおりゆったり丸くお届けします。

1章:マリモとは何者なのか?

マリモ(毬藻)は、淡水に生息する緑藻の一種で、丸くてふわふわした姿が特徴。阿寒湖は、天然のマリモが群生する世界でも珍しい湖で、国の特別天然記念物に指定されています。

阿寒湖のマリモは、直径が数センチから十数センチにもなることがあり、自然の力で丸く育つという点が最大の魅力です。その球体は、まるで地球の縮図のようでもあり、見ていると不思議と心が落ち着きます。

マリモはじっとしていて何もしないように見えますが、光のある方に向かってほんの少しだけ動いたり、夜になると沈んだりと、実は“地味に生きている”存在。

そんなマリモに、「たけし」とか「まるこ」とか、名前をつけてみたら? なんだか一気に“人生の相棒”感が増してくるのです。そして、その名を呼びながら湖畔を歩けば、旅にちょっとした物語が生まれます。これぞ“マリモ旅”の真髄。

2章:阿寒湖でマリモに名前をつけて愛でる体験のすすめ

マリモ展示観察センター(チュウルイ島)

阿寒湖遊覧船に乗ると立ち寄れる「マリモ展示観察センター」では、天然マリモを間近に観察できます。透明な水槽に浮かぶマリモたちは、まるで宇宙空間に漂う星々のようです。

展示されているマリモの中には、年齢数十年を超える長老マリモも。驚くべきは、成長スピードのゆっくりさ。1年に1ミリほどしか大きくならないというから、まさに“スローペースの哲学者”。

ぜひ、ガラス越しに彼らをじっと見つめて、「うーん、この子は“ごろたろう”だな」

「この小さいのは“みどりこ”」と、ひとり心の中で命名してみてください。すると不思議なことに、どのマリモも急に個性を持ちはじめ、愛着が湧くこと間違いなしです。

マリモグッズ購入で命名式

阿寒湖温泉街にはマリモのぬいぐるみやキーホルダーなど、関連グッズが豊富。大小さまざまなマリモたちが売られていて、まるでペットショップのようです。

購入後、その場で命名して、写真とともにSNSに投稿する「#わが家のマリモ命名式」なんて遊びもおすすめです。仲間や家族で名付け会をするのも盛り上がります。

名前をつけることで、単なるお土産が“旅の記憶の化身”になります。そして、持ち帰ったマリモに旅の思い出を語りかける日が来るかもしれません。

3章:マリモと心を通わせるときの注意点

天然マリモは見るだけで愛すべし

天然のマリモは保護対象。触れたり、持ち帰ったりしてはいけません。観察はガラス越しで、やさしい眼差しを向けてください。特に、観察センターではカメラのフラッシュをオフにし、静かにその存在を味わうのがマナーです。

マリモグッズも丁寧に扱おう

ぬいぐるみやガチャマリモ(人工飼育用)は、自宅で長く楽しむことができます。名前をつけたら、小さな“いのち”と思って丁寧に愛でましょう。旅のあと、玄関や机にそっと飾っておくと、「ああ、あのときの旅はよかったなあ」と思い出に浸れること請け合いです。

「生マリモ」持ち帰りにはルールあり

一部の土産店では、人工培養された生マリモが販売されていますが、水替えや温度管理が必要。観賞用マリモは日光と水に敏感なので、取り扱いには注意しましょう。夏場の車内放置などは絶対NG。小さな球体にも生きる力が宿っているのです。

人工飼育用マリモは、自由に名前をつけることができます

4章:阿寒湖周辺のアクセス・宿泊・グルメ・アクティビティ

🚗アクセス

  • 【最寄り空港】釧路空港(東京・札幌から直行便あり)
  • 【空港からのアクセス】車で約1時間30分、阿寒バスも運行
  • 【遊覧船乗り場】阿寒湖温泉街中心部から徒歩すぐ。時期により運航本数が異なるため事前確認を。

🏨宿泊

  • あかん遊久の里鶴雅:湖畔の絶景と和洋折衷のバイキングが人気。館内にマリモ水槽あり。
  • ニュー阿寒ホテル:展望露天風呂からの朝焼けが美しい。朝の湖を眺めながら名付け式もロマンチック。
  • ラビスタ阿寒川:静かな川沿いに佇む温泉宿。マリモ型の箸置きや湯呑が密かに人気。

🍽グルメ

  • マリモまんじゅう:緑色でふわっと甘い、小豆餡入りのおまんじゅう。お土産に人気。
  • 鹿肉バーガー:地元産の鹿肉を使ったジューシーな逸品。マリモ観察のあとのエネルギー補給に。
  • 山ぶどうソフト:酸味が効いた大人の味。湖畔で食べるとマリモもびっくりするかも!?

🎯アクティビティ

  • 阿寒湖遊覧船:湖上からの風景とチュウルイ島上陸がセット。マリモとの“再会”の場にも。
  • アイヌシアターイコロ:アイヌの伝統舞踊を鑑賞し、自然観と共鳴する旅に。
  • 木彫り体験:マリモをモチーフにしたペンダントや箸置きなどを手作りできます。名入れも可能!
マリモが育つ阿寒湖の湖

5章:名前をつけるという行為の哲学

人は、名前をつけた瞬間に「関係性」が生まれます。ただの丸い藻が、「まるたろう」という名前になった瞬間、あなたの旅の一部になり、帰ってからも語りたくなる存在になります。

それは、“旅の記憶を形にする”という、とても深い意味を持っているのかもしれません。名前は、存在を認識し、大切にするための「ことば」でもあります。マリモは、何も語らず、ただ静かに湖底で生きています。でも、そこに名前を与えることで、あなたの心にそっと居場所をつくってくれるのです。

その感覚は、ペットともぬいぐるみとも違う、自然との不思議な共鳴体験と言えるでしょう。

おわりに:あなたのマリモ、どんな名前にしますか?

北海道・阿寒湖──その静かな湖面の下で、マリモたちは今日もふわふわと生きています。

旅行の途中で出会った、あの丸い存在に、ぜひあなたのセンスで名前をつけてみてください。そして帰りの飛行機の中、そっとスマホの写真フォルダを開いて「まるこ、元気かなあ」と思い出す。

そんな旅も、なかなか乙ではありませんか?そして次にまた旅に出るとき、新しいマリモに出会ったら、きっとあなたはもう“名付けの達人”になっていることでしょう。

名づけることで始まる、もうひとつの旅の物語──。

さあ、あなたの“まるたろう”を探しに、阿寒湖へ出かけてみませんか?