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北海道の大自然と笑える視点~知床五湖で「五湖を見分ける選手権」を開催してみた~

  
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北海道の大自然と笑える視点~知床五湖で「五湖を見分ける選手権」を開催して...

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はじめに:壮大な自然を前に、人間はなぜこうも遊びたくなるのか

知床五湖と聞けば、多くの人が「世界自然遺産」や「原生林に囲まれた神秘の湖沼群」というイメージを持つかもしれません。しかし、そんな荘厳な自然を前に、ある種の遊び心が芽生えてしまうのが人間の性。

今回は、「五湖って結局どれがどれ?」という疑問からスタートした“知床五湖見分け選手権”のレポートをお届けします。

知床五湖をめぐりながら、観察眼と直感力をフル活用して湖を見分ける。そんな体験が、旅をちょっとユニークで忘れがたいものに変えてくれるのです。(写真:湖に映る知床連山)

第一章:知床五湖ってどうやって見分けるの?

「五湖?ぜんぶ似てない?」という声、多数です。実際、五湖・四湖・三湖・二湖・一湖の順に並んでいますが、それぞれの湖が「違う顔」を持っているのも事実。以下がざっくりとした特徴です。

• 一湖:最もアクセスしやすく、山の映り込みが美しい。観光写真率No.1。
• 二湖:一湖とセットで回ることが多く、広さがあり湖畔の反射が幻想的。
• 三湖~五湖:高架木道では行けないため、地上遊歩道(期間限定)で訪問。五湖は静寂の中の鏡面湖。

しかしこれを現地で見分けるのは至難の業。そこで誕生したのが、“湖の違いを自力で当ててみる選手権”です。写真撮影して後から照らし合わせるスタイルで、参加者の自己満足度は100%(※あくまで当社調べ)。

知床連山と一湖

第二章:いざ参戦!選手権のルールと実施の様子

選手権はシンプルです。

1. 知床五湖フィールドハウスで簡単なレクチャー(ガイド付きが安心)
2. 各湖を巡りながら、スマホまたはカメラで撮影
3. 各自が「これが一湖!」「これは四湖じゃないか?」と予想をメモ
4. 休憩所で結果発表&爆笑反省会

参加者たちはそれぞれ「湖の形」や「水辺の映り込み」「周囲の山並み」などをヒントに見極めますが、ほとんどの人が三湖と五湖を逆に答えるという“あるある”にハマります。

実際に「五湖のくせに一番静かじゃん!」という声も。自然は人間の固定観念を軽く覆してきますね。

フィールドに入る前は必ずレクチャーを受けるようにしましょう!

第三章:旅行者が注意すべき点とベストな訪問時期

この“選手権”をやるうえでの注意点もいくつかあります。

• ヒグマ出没による地上遊歩道の閉鎖:五湖のすべてを見たいなら、春~秋にかけてのガイド付き地上遊歩道解禁期間(5月~10月頃)を狙いましょう。
• 靴と服装の準備:遊歩道はぬかるみが多いため、防水スニーカーやトレッキングシューズがベスト。虫よけも必須です。
• ガイドの予約は事前に:公式ガイドを伴うツアーは事前予約制で、知床五湖登録ガイド制度に則った安心ツアーが人気です。

さらに、全五湖を巡るには約3時間を見込んでおくとよいでしょう。

知床連山の主峰“羅臼岳”は、日本の百名山にも選定されています。(写真:三湖に映る羅臼岳)

第四章:宿泊・グルメ・アクティビティも楽しむ!

旅をもっと充実させたいなら、以下の情報を参考にしてください。

宿泊情報:

• 知床第一ホテル(ウトロ温泉):絶景露天風呂と豪華バイキングが人気。
• イグルータイプの一棟貸し宿泊施設:カップルや家族向けにユニークな滞在が可能。

グルメ:

• 知床らうす亭(ウトロ):鮭イクラ丼やウニ丼が人気。地元の海鮮は本当に絶品。
• 知床ウトロの道の駅「シリエトク」:軽食やソフトクリーム、特産品も楽しめます。

アクティビティ:

• 知床ネイチャークルーズ:ヒグマウォッチングやクジラ観察ができる船上ツアー。
• カヤック体験(夏季):知床の入り江をゆっくり楽しめるエコツアー。

知床沖を回遊する“マッコウクジラ”の尾びれ

おわりに:自然と遊ぶ。これが旅の醍醐味

知床五湖を巡るという自然体験に、「五湖を見分ける選手権」というユーモアを足すことで、ただの観光では味わえない“記憶に残る旅”になります。

自然に真剣に向き合いながらも、ちょっとふざけてみる。これぞ人間らしい旅の楽しみ方ではないでしょうか?

次回、あなたが知床を訪れたときは、ぜひスマホを片手に「これは三湖だ!」と叫んでみてください。そして間違えていたら、笑えばいいのです。