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動物との距離感がおかしくなる旅編~リスにモテる人とモテない人の決定的な違いを探る公園ウォッチ~(札幌・円山公園)

  
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動物との距離感がおかしくなる旅編~リスにモテる人とモテない人の決定的な違...

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はじめに

旅先で野生動物に出会うと,人はだいたい二種類に分かれる。①テンションが上がって距離を詰めすぎる人,②息をひそめすぎて逆に不審者みたいになる人。今回の舞台は,札幌の円山公園。北海道神宮や円山動物園に隣接し,リスや野鳥にも出会える「都会の森」だ。 

このブログでは,「リスにモテる」=リスが逃げずに自然な距離で存在を許してくれる状態として,その条件を観察ゲーム感覚で解説する。結論から言うと,モテる人は優しいのではない。距離の取り方が上手いのである。

「リスにモテる」=リスが逃げずに自然な距離で存在を許してくれる状態

第1章 リスにモテる人の特徴

1-1 動きが「省エネ」

リスは,派手な動きが苦手だ。モテる人は,歩幅が小さい,立ち止まる回数が多い,カメラを構える動作がゆっくり,つまり「省エネ」。公園ウォッチのコツは,視線だけ先に飛ばして,身体は後からついていくことだ。

1-2 目線が「正面突破」ではない

真正面からガン見は,リス的にはだいたい「追跡」判定。モテる人は,視線を少し外し,耳で気配を拾い,視界の端で位置を確認する。これだけで,リス側の警戒レベルが一段下がる。

1-3 最大のポイント,餌で釣らない

「モテる=餌をあげる」は誤解である。円山公園では,野生動物へのエサやりは生態系への悪影響が懸念されるため禁止と明記されている。  さらに札幌市も,野鳥・野生動物へのエサやりがもたらす問題を周知している。 

餌付けはリスを人に慣らし,接近行動を増やし,結果として事故・咬傷・感染症リスクを高める。短期的には「寄ってきて可愛い」だが,長期的には「リスの人生を乱す」。ここが旅人の倫理の分かれ目だ。

野生動物へのエサやりは生態系への悪影響が懸念されるため,基本的に禁止

第2章 リスにモテない人の特徴

2-1 追う,囲む,立ちふさがる

モテない行動の三点セットは,「追う」「囲む」「退路を塞ぐ」。写真を撮りたくて近づくほど,リスは人間を避ける学習をする。結果,次に来た人が損をする。観光地の動物ウォッチは,未来の来訪者へのバトンでもある。

2-2 音が出る装備でテンションが露出する

ビニール袋のガサガサ,鈴,シャカシャカ素材の上着,大声の実況。これらは全部「ここに人間がいます」という拡声器。モテたいなら,装備は静音。会話は小声で,笑うなら腹筋で笑う。

「追う」「囲む」「退路を塞ぐ」は,もてないトップ3

第3章 体験時に特に注意すべき点

3-1 距離の目安は「リスが食事をやめたら近い」

距離感の正解はメートルではなく行動で測る。リスが採食をやめる,身体が硬くなる,木の裏に回る,この時点であなたは「近すぎる」。一歩下がると,驚くほど関係が改善する。

3-2 餌やり禁止,触らない,フラッシュしない

円山公園は餌やり禁止が明示されている。  触るのは論外で,リスにとっては捕食と同等の脅威だ。フラッシュ撮影も避けたい。目への刺激だけでなく,周囲の観察者の動きが増え,場が荒れる。

3-3 冬こそ「可愛い」が危ない

冬のエゾリスはもふもふで反則級に可愛いが,路面凍結でこちらが滑る。転倒すると距離は一瞬でゼロになり,双方に危険だ。手袋は防寒だけでなく,転倒時の保護具でもある。

第4章 アクセス,周辺の回り方

4-1 円山公園への行き方

円山公園は,地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩アクセスが可能で,公式のアクセス案内も整っている。  住所も公式サイトに明記されている。 

また,周辺には円山動物園や北海道神宮がまとまっているため,半日で「都会の森→神宮参拝→動物園」という満足コースが組める。 

4-2 おすすめの時間帯

リス観察は,基本的に朝が強い。人が増える前に,公園の空気が静かな時間を狙うと,ウォッチの成功率が上がる。うまくいけば「リスが人間を無視して日常を続ける」最高の瞬間に立ち会える。

リス観察は,公園の空気が静かな早朝が良い

第5章 宿泊,グルメ,アクティビティ

5-1 宿泊は「円山に近い」か「中心部で動きやすい」か

宿は二択で考えると迷わない。①円山周辺に寄せて朝の公園ウォッチを狙う,②大通・すすきの周辺に泊まり,地下鉄で機動力を優先する。旅の目的が「リスが主役」なら前者,「札幌も満喫」なら後者が快適だ。

5-2 グルメは「公園の外周に答えがある」

円山エリアは,公園を中心にカフェやレストランが集まり,散歩と食がつながるのが強みだ。  たとえば,観察後に温かい飲み物で手を復活させ,写真を見返す時間までが体験である。脳内でリスが二周目を走り出す。

5-3 合わせ技アクティビティ

円山公園は札幌を代表する公園として紹介され,季節によって桜などの楽しみもある。  さらに北海道神宮は徒歩圏で,参拝と森歩きを組み合わせやすい。  「動物との距離感」を学んだ直後に神宮へ行くと,不思議と礼儀正しさが身体に残っていて,旅の姿勢が整う。

観察後のご褒美を楽しみに計画を立てよう

おわりに

「リスにモテる」とは,リスを自分の都合に引き寄せることではない。リスが安心していつも通りに暮らせる距離に,自分を置けることだ。餌で釣らず,追わず,騒がず,それでも出会えたら,その一瞬はかなり豊かだ。

円山公園で,距離感のセンスを少しだけ上げて帰ろう。すると次の旅では,人にも街にも,なぜかモテ始める。たぶん。