カムイランドは,旅の体験と学びの総合サイトです。

北海道旅行ガイド(パートⅢ):広大な大地で味わう北海道グルメ~各エリアの魅力~

  
\ この記事を共有 /
北海道旅行ガイド(パートⅢ):広大な大地で味わう北海道グルメ~各エリアの...

こんにちは!北海道は、その広大な土地と豊かな自然が生み出す多彩なグルメが楽しめる地域です。新鮮な海の幸、広大な農地で育まれた野菜や乳製品、さらには地元の特産品を活かした料理の数々は、訪れる人々の心を掴んで離しません。

今回は、北海道の各地域で味わえる特有のグルメについて詳しくご紹介します。さらに、アクセス情報や宿泊施設の情報、諸外国のグルメ体験との比較も交えて、北海道旅行を計画する際に参考になるような内容をお届けします。(写真:北海道グルメといったら“海鮮丼”が注目度ナンバーワン)

札幌エリア:海鮮とスープカレーの王道グルメ

北海道の玄関口である札幌では、地元の豊富な食材を使ったさまざまな料理を楽しむことができます。特に新鮮な海鮮と、札幌発祥のスープカレーは外せない一品です。

まず、札幌中央卸売市場の場外市場を訪れると、新鮮なウニやイクラ、ホタテ、エビなどをたっぷり使った豪華な海鮮丼に出会えます。市場の活気とともに、その日の朝に水揚げされたばかりの海の幸を堪能できるのは、北海道ならではの魅力です。一方、スープカレーは札幌を代表するご当地グルメで、スパイスの効いたスープとゴロゴロとした野菜やお肉が絶妙な組み合わせです。辛さやトッピングを選べるため、自分好みの一杯を見つける楽しさもあります。

札幌市内には宿泊施設も豊富で、高級ホテルからリーズナブルなカプセルホテルまで選べます。特に、すすきのエリアは観光と食事を満喫する拠点として便利です。札幌での食の楽しみは、観光との相乗効果でより深い満足感を与えてくれるでしょう。

写真:札幌では多くの人気“スープカレー”店が味を競う

稚内・旭川エリア:北の大地が育む味覚と文化

稚内と旭川は、北海道の最北端と中央部に位置する地域で、それぞれの特色を活かしたグルメが楽しめます。稚内では、日本海とオホーツク海に挟まれた特有の海産物が魅力です。一方で、旭川は北海道の農産物や乳製品を活かした料理が豊富です。

稚内のウニ丼とホッケ
稚内では、夏場に楽しめる新鮮なウニ丼が名物です。稚内近海で取れるウニは、甘みと濃厚さが際立っており、地元の漁港近くの食堂で味わうと格別です。また、ホッケの開きも稚内ならではの味覚で、特に大ぶりのホッケを炭火で焼いたものは絶品です。

旭川ラーメンと農産物グルメ
旭川ラーメンは、醤油ベースのスープと中細のちぢれ麺が特徴で、北海道三大ラーメンの一つとされています。スープは魚介と豚骨のダブルスープで、コクがありながらも後味がさっぱりとしています。

さらに、旭川周辺では、地元の農産物を活かした料理が多く楽しめます。特に、地元産のジャガイモやトウモロコシを使ったコロッケやポタージュスープは、観光客に人気です。また、地元産の牛乳やチーズを使ったスイーツも必食です。

宿泊情報
稚内には、最北端の観光スポットを望むホテルが多く、地元の海産物を提供する宿泊プランも人気です。旭川では、ラーメン店や観光スポットへのアクセスが便利な市内ホテルに加え、温泉宿もあります。

写真:甘みが際立つ稚内の“ウニ丼”
写真:旭川エリアは“ラーメン”の一大拠点でもある

小樽エリア:新鮮な寿司と美しいスイーツの街

運河の街並みで知られる小樽は、美味しい寿司とスイーツの宝庫でもあります。地元の漁港で取れた新鮮な魚介を使った寿司は、小樽観光のハイライトです。街の寿司店では、トロやウニ、ホッケなど地元でしか味わえない魚介を握った一貫一貫が提供されます。高級寿司店からカジュアルな回転寿司まで、自分の予算や好みに合わせて楽しめるのが嬉しいポイントです。

また、小樽はスイーツの街としても有名です。地元産の牛乳やクリームを使用したケーキやプリン、さらには美しいガラス瓶に入ったゼリーなどが特に人気です。訪れた際には、観光の合間にスイーツショップで一息つくのもおすすめです。

運河沿いのホテルやレトロな建物を利用した宿泊施設は、小樽観光の拠点としてぴったりです。運河を眺めながらの宿泊は、旅の思い出を一層特別なものにしてくれるでしょう。

写真:小樽ルタオの人気チーズケーキ“ドューブルフロマージュ”

函館エリア:港町ならではの朝市グルメとご当地ラーメン

歴史的な港町として知られる函館は、グルメも多彩です。特に、函館朝市では、地元で取れた新鮮な海鮮をその場で味わうことができます。市場を歩くと、カニやホタテ、イカなどがずらりと並び、焼きたてや刺身など、さまざまな調理方法で提供されます。函館のイカ刺しは、透明感のある新鮮さが特徴で、舌の上でとろけるような食感が楽しめます。

函館のご当地ラーメンである塩ラーメンも絶対に外せません。透き通ったスープは、地元の海産物のダシを使った優しい味わいで、あっさりとした後味が特徴です。ラーメン店を巡るグルメツアーも函館ならではの楽しみ方です。

函館市内には、ベイエリアに位置するホテルや温泉付きの宿泊施設が多く、観光と食事の拠点として最適です。観光地へのアクセスも良いため、函館の街全体を満喫できます。

写真:函館朝市の“ウニイカ丼”

富良野・美瑛エリア:花の景色と地元食材の料理

富良野と美瑛は、夏のラベンダー畑や青い池で有名な観光地ですが、グルメの面でも多くの魅力があります。富良野のオムカレーは、地元産の卵を使ったふわふわのオムレツと、スパイシーなカレーソースが特徴で、見た目も華やかです。一方、美瑛では、地元産の牛乳やチーズを活かした料理が楽しめます。濃厚なチーズフォンデュや、地元野菜をたっぷり使ったピザは、訪れた人々を虜にします。

宿泊施設は、ペンションや農家民泊が多く、地元の暮らしに触れながらゆったりと滞在できます。また、高級リゾートでは、露天風呂付きの客室やスパを楽しむことができ、贅沢なひとときを過ごすことができます。

写真:富良野名物“オムカレー”

帯広・十勝エリア:豚丼とスイーツの豊かな味わい

帯広と十勝地方は、農業と酪農が盛んなエリアで、地元の新鮮な食材を使った料理が豊富です。帯広の豚丼は、甘辛いタレで焼き上げた豚肉が香ばしく、ご飯との相性が抜群です。そのボリューム感と味わい深さは、多くの観光客を魅了しています。

さらに、十勝エリアはスイーツの名所でもあり、地元の乳製品を使ったシュークリームや濃厚なチーズケーキは絶品です。地元限定のアイスクリームや、十勝産の小麦を使ったパンも見逃せません。

宿泊施設としては、十勝川温泉が特に人気で、美肌効果があるモール温泉に浸かりながら旅の疲れを癒すことができます。帯広市内にも便利なホテルが多く、観光の拠点として活用できます。

写真:帯広に行ったら是非食べてみたい“豚丼”
写真:十勝産の小豆と牛乳を使ったアンソフト

釧路根室エリア:海の幸と郷土料理の宝庫

釧路根室地方は、北海道でも特に海の幸が豊富なエリアとして知られています。この地域では、新鮮な魚介を活かしたグルメや、独自の食文化を持つ郷土料理が楽しめます。

釧路名物:炉端焼きと釧路ラーメン
釧路は炉端焼きの発祥地ともいわれており、新鮮な魚介や地元の野菜を炭火で豪快に焼いて楽しむスタイルが魅力です。サンマやホッケ、ししゃもなど、釧路近海で取れた魚をその場で焼いて食べる贅沢な時間は、釧路を訪れたならぜひ体験したいものです。

釧路ラーメンもこの地域のソウルフードです。あっさりとした醤油ベースのスープが特徴で、ストレートの細麺との相性が抜群です。食べ歩きが楽しめるラーメン店が市内に点在しており、観光の合間にぴったりです。

根室の花咲ガニとエスカロップ
根室では、「花咲ガニ」と呼ばれる特産のカニ料理が絶品です。濃厚な味わいの花咲ガニは、そのまま茹でても、カニ汁や焼きガニとしても楽しめます。また、根室名物「エスカロップ」は、ご飯にカツをのせ、特製デミグラスソースをかけたボリューム満点の一品で、地元の食堂で親しまれています。

宿泊情報
釧路市内にはビジネスホテルや観光ホテルが多く、炉端焼き店や釧路ラーメン店へのアクセスも良好です。根室エリアでは、花咲ガニを味わえる旅館や、海が見える宿泊施設が人気です。

写真:釧路エリアの新鮮な魚介類が味わえる“海鮮炉ばた”

写真:根室で誕生した“エスカロップ”

オホーツクエリア:流氷と海の恵みを味わう

オホーツク地方は、流氷が押し寄せる海と、それに育まれた豊富な海産物が自慢の地域です。特に新鮮なカニやホタテ、サケなどが有名で、冬の寒さが生み出す特別な味覚が楽しめます。

網走・紋別の流氷グルメ
網走では、冬の厳しい寒さと流氷がもたらす独特のグルメ体験が待っています。特に「流氷ビール」は、オホーツクの冬景色をイメージして作られた地ビールで、その美しい青色とさっぱりとした味わいが特徴です。地元の魚介とともに味わえば、網走の自然をさらに感じられます。

紋別では、カニ料理が豊富です。特に毛ガニの刺身やカニしゃぶは、甘みが際立ち、一度食べたら忘れられない味です。また、「氷下魚(こまい)」の一夜干しもこの地域の名物で、酒のつまみとして地元で愛されています。

オホーツクホタテバーガー
北見市や網走市では、ホタテを使ったユニークな「ホタテバーガー」が観光客に人気です。大ぶりのホタテをフライにしてサンドしたバーガーは、食べ応えがありながらもヘルシーで、観光の合間のランチにぴったりです。

宿泊情報
網走には温泉付きのリゾートホテルが多く、流氷観光の拠点として便利です。紋別でも、カニ料理を提供する宿泊施設や、流氷が見えるホテルが人気です。

写真:“カニの刺身”が味わえるのも産地ならではのこと
写真:隠れた人気の“ホタテバーガー”

諸外国のグルメ体験と北海道の魅力

北海道のグルメ体験は、諸外国の食文化と比較しても遜色ありません。例えば、フランスでは地元の農産物や乳製品を活かした郷土料理が多く、日本の北海道にも通じる「地産地消」の精神があります。また、イタリアではワインと地元食材を融合させたメニューが多く、北海道でも十勝ワインや富良野ワインを楽しみながら、地元産のチーズやエゾシカ肉を使った料理を堪能できます。さらに、アメリカのボリュームたっぷりなステーキ文化とも共通点があり、北海道産の牛肉やエゾシカ肉を使ったジビエ料理が人気を集めています。

おわりに

北海道は、その広大な土地が育んだ豊富な食材を活かした「美食の宝庫」と言える場所です。各地域ごとのグルメは、その土地の文化や自然環境を映し出しており、訪れるたびに新しい味覚の発見があります。札幌、小樽、稚内旭川、函館、富良野、帯広、釧路根室、網走紋別のオホーツクなどの各エリアなど、どのエリアも魅力的なグルメ体験が待っています。

次の旅行では、ぜひ北海道の各地を巡り、そこでしか味わえない料理を楽しみながら、心と体に美味しい旅を体験してみてください。一皿一皿に詰まった北海道の魅力が、きっとあなたを魅了することでしょう!

Copyright©旅の絆 -カムイランド-,2024All Rights Reserved.