カムイランドは,旅の体験と学びの総合サイトです。

海と川でハンター気分編~釣り竿を持たない釣り旅―魚ではなく「川の音」を狩りに行く旅~

  
\ この記事を共有 /
海と川でハンター気分編~釣り竿を持たない釣り旅―魚ではなく「川の音」を狩...

キーワード:川の音 体験、釣りをしない旅、北海道 川 旅、自然音 ヒーリング 旅行、音を楽しむアウトドア、五感で味わう自然体験、静かな旅 北海道、マインドフルネス 自然体験、川 音 観察
SNSタグ:#釣りをしない釣り旅、#川の音を狩る、#音の旅、#自然音、#五感で旅する、#北海道の自然

はじめに|釣り竿を持たないのに、なぜ「釣り旅」なのか

釣り旅と聞くと、多くの人はロッドケースを担ぎ、釣果を競う姿を思い浮かべます。しかし、今回ご紹介するのは、釣り竿を持たない釣り旅です。狙うのは魚ではありません。狩るのは、「川の音」です。

北海道の海や川に立つと、耳に飛び込んでくるのは、絶えず変化する水の音です。流れの強弱、岩に当たる音、遠くで重なる波音。これらは録音しようとしても、同じ音を二度と再現できません。だからこそ、聞き取る行為そのものが「ハンティング」になります。

このブログでは、釣果や技術から一歩離れ、音を狩る旅という視点で海と川を味わう体験を、旅行者向けにわかりやすく解説します。

第1章|「川の音」を狩るとは、どういう体験なのか

川の音は、一様ではありません。同じ川でも、立つ場所を一歩変えるだけで音が変わります。

・瀬の音は高く、速い
・淵の音は低く、深い
・石の形でリズムが変わる

釣り竿を持たない釣り旅では、まず立ち止まります。キャストもせず、仕掛けも作りません。ただ、音に集中します。目を閉じると、どこが浅く、どこが深いのかが、音だけで伝わってきます。

これは釣り人が本来持っている感覚を、釣果という目的から解放した体験です。魚を狙わないからこそ、川全体が獲物になります。

目を閉じると、どこが浅くどこが深いのかが、音だけで伝わってくる

第2章|旅行者が体験前に知っておくべき注意点

音を狩る旅は穏やかに見えますが、自然の中で行う以上、注意点は欠かせません。

川辺・磯では無理をしない
音に集中すると、足元への注意が散漫になりがちです。滑りやすい石や苔、急な増水には十分注意が必要です。長靴やフェルト底シューズなど、環境に合った装備が大切です。

静かに過ごす意識を持つ
この旅では、自分が出す音も体験の一部です。大声での会話やスピーカーの使用は避け、自然音を尊重する姿勢が求められます。

野生動物と距離を保つ
川や海辺は、動物の生活圏でもあります。出会っても近づかず、観察に留めることが重要です。

第3章|なぜ「釣れない釣り旅」がこんなに満たされるのか

魚を釣らないのに、なぜ満足感が高いのでしょうか。その理由は、「成果」を数値で測らないからです。釣果がある釣りは、どうしても結果に意識が向きます。一方、音を狩る旅では、

・長く聞けた
・集中できた
・違いに気づけた

これらすべてが成果になります。比較や競争がなく、体験そのものが価値になるため、心が疲れません。

特に、忙しい日常を離れた旅行者にとって、この感覚は新鮮です。

魚を釣らないので、比較や競争がなく体験そのものが価値になるため、心は疲れない

第4章|宿泊と組み合わせることで深まる体験

この旅は、日帰りでも可能ですが、宿泊と組み合わせると印象が大きく変わります。

夕方に川の音を聞き、夜は宿で静かに過ごす。翌朝、再び水辺に立つと、同じ場所なのに音が違うことに気づきます。夜と朝で流れが変わり、風や気温が音を変えるのです。

温泉宿や川沿いのロッジとの相性は抜群です。音を聞いた後に湯に浸かる時間は、体験を身体に定着させてくれます。

川の音を聞き、夜は宿で静かに過ごす・・試してみませんか

第5章|グルメと組み合わせる「音の余韻」

音を狩った後の食事は、不思議と感覚が研ぎ澄まされています。

・川魚料理
・海鮮丼
・地元の定食

音に集中した後は、咀嚼音や湯気の立つ音まで意識に入ってきます。食事が「味覚だけの体験」ではなくなり、五感の延長として感じられるのです。

アクセスと周辺アクティビティの考え方

北海道では、海と川が近接した地域が多く、移動の自由度が高いのが魅力です。レンタカーでの移動が基本ですが、運転に不安がある場合は、宿泊地を拠点に徒歩圏内の川や海を選ぶのもおすすめです。

周辺では、

・カヌー体験
・海岸散策
・星空観察

などと組み合わせると、「音を狩る旅」がより立体的になります。

北海道では、海と川が近接した地域が多く、移動の自由度が高いのが魅力

おわりに|釣れないからこそ、残るものがあります

釣り竿を持たない釣り旅は、成果を持ち帰りません。しかし、耳に残る音と、静かな満足感を確実に持ち帰ります。

魚を狙わなくても、川は語りかけてきます。海もまた、同じ場所で違う音を奏でます。もし次の旅で、「何かを持ち帰らなくていい体験」を求めているなら、この音を狩る旅を選んでみてください。

きっと、帰り道の足取りが、少しだけ軽くなっているはずです。